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rainysoul



風は突然吹いて 雨の訪れを予感させる
逃れようのないことを憂う暇もあたえぬよう

きみが旅立った今 私には逃げる理由がない
この痛みを満たすものを待ちかねていたくらいよ

この街にしみついた君の気配さえ
流れ落ちるしずくに溶けだして
晴れわたってしまう なにも残るものはない

すべてに意味があるとしても 辿りついた果てで
何があったとしても朽ちゆくだけ rainy そう
あの部屋で終わった筋書きに 世界はあまりに広すぎる
「イキテユケナイ」 この身にやどる rainysoul

きみが旅立った今 こんなにも胸があたたかい
雨にまみれた冷たさには意外なほどね

舞い降りる水はいつか海へ混ざるでしょう
はじまりとおわりはひとつなのに
そのあいだにあるものが数えきれない

癒される明日はのぞまない くるしみが深いほど
思い出はまぶしさを増してゆくもの rainy ねえ
あの部屋で終わった筋書きに きみの願いが残ってる
流れた後で残した迷い rainysoul

すれ違う人影のない遊歩道で
降りしきる雨に名前などなく
「絶える」ということはきっとそういうものでしょう?

すごしてく日々にきみはいないけど 未来には
いとしさだけ輝いてゆくから rainy そう
あの部屋で終わった筋書きに すこしつづきを書き足そう
雲のあいまに覗いた想い rainysoul

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